設立趣旨
血液は全身の情報を含み、非常に重要な生体試料であるとともに、臨床検体としての有用性も高い。しかし、血清・血漿中のタンパク質ならびにペプチドの分析は組織・細胞の分析に比べて困難な点が多く、血清・血漿分析の有用性が極めて限定されている。こうした状況を打開するために、国内の血清・血漿プロテオミクス・ペプチドミクスに関する正確な基本情報ならびに最先端情報を集約し共有化することを目的として日本プロテオーム学会の中に血清・血漿プロテオミクスイニシアチブを設立する。
目的
- 血清・血漿検体評価法の確立と評価の実施
- 最先端血清・血漿プロテオミクス・ペプチドミクス解析技術の開発
- 正確な血清・血漿プロテオミクス・ペプチドミクス情報の集約と共有化(日本プロテオーム学会データベースセンターと連携)
運営委員長
朝長 毅 (Takeshi Tomonaga) 医薬基盤・健康・栄養研究所
副運営委員長
小寺 義男 (Yoshio Kodera) 北里大学理学部
運営委員
足立 淳 (Jun Adachi) 医薬基盤・健康・栄養研究所
白水 崇 (Takashi Shiromizu) 医薬基盤・健康・栄養研究所
阿部 雄一 (Yuichi Abe) 医薬基盤・健康・栄養研究所
川島 祐介 (Yusuke Kawashima) 理化学研究所
アドバイザー
小原 収 (Osamu Ohara) かずさDNA研究所/理化学研究所