JHUPO:日本プロテオーム学会

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学会沿革

設立趣意書

前文

日本ヒトプロテオーム機構(JHUPO)は、2002 年に主にヒトを対象にしたプロテオーム研究の推進を図るために設立されました。それ以来、わが国のヒトプロテオーム研究の発展、国際交流の推進と若手研究 者の育成に努めてきました。当機構は、プロテオーム研究や解析技術開発研究の成果を発表し、議論するため、毎年「JHUPO 大会」を開催していますが、この大会には、多数の会員並びに非会員の皆様に参加していただいています。また、最近では、ヒト以外の生物を対象にしたプロテ オーム研究者の参加もみられます。ヒトプロテオーム研究や技術開発の成果はヒト以外の生物での研究の発展にも貢献しています。しかし、「ヒト」を冠した JHUPO の大会は、ヒト以外の生物のプロテオーム研究者が必ずしも参加し易い状態にあるとは言えません。一方、近年ヒト以外の生物を対象にしたプロテオーム研究も 発達し、ヒトプロテオーム研究に役立つ成果が数多く報告されています。しかし、それらの多くはJHUPO 以外の学会において発表されています。このような状況から、わが国のプロテオーム研究の一層の発展を図るためには、JHUPO の理念を継承しつつ、ヒトだけでなく種々の生物のプロテオーム研究に携わる研究者が一堂に会し、プロテオーム研究やプロテオーム解析技術開発について議論 すると共に、若手研究者を育成することができる学会にJHUPO を発展させることが望まれます。2013 年9月には、わが国でHUPO第12 回世界大会開催が予定されていますが、同大会を支えるのに必要な人材を結集するという観点からもJHUPO の学会化は重要であります。
現時点での基本的な考え方

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学会の名称

学会名は日本プロテオーム学会(Japanese Proteomics Society, JPS)とします。

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HUPO 及びAOHUPO との関係

日本プロテオーム学会は、日本ヒトプロテオーム機構(JHUPO)の主宰機関です。ヒトプロテオーム機構(HUPO)及びアジアオセアニアヒトプロテオーム機構(AOHUPO)の日本側対応機関として役割を果たします。

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年会の開催

毎年1回、JHUPO 大会を主催します(大会名称例:JHUPO 第8回大会、日本プロテオーム学会2010 年会)。

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学会賞の授与

優れた業績を挙げた研究者及び若手研究者にそれぞれ学会賞及び奨励賞を、またプロテオミクス分野で、企業において注目すべき研究や技術開発で業績をあげた本会会員または本会会員を主たる構成員とするグループに対して日本プロテオーム学会研究開発功績賞を授与します。また、年会で優れた発表を行った研究者にポスター賞を授与します。受賞者選考の方法についてはできる限り早く検討することにします。受賞者には賞状と記念品を贈呈します。
- 受賞者一覧

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名誉会員の選出

名誉会員制度を創設します。

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学会通信、Proteome Letters の発行

JHUPO は、メールによる日本語版情報通信【JHUPO 通信】を発信していますが、これを【プロテオーム学会通信】として発行します。可能であれば、英語版メールジャーナル、Proteome Letters Vol.1 No.1~ を発行します。短報・速報を編集委員会で審査し、受理されたとき随時pdf にし、メールにて配信します。A4 二段組、2ページ程度。

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会 費

当面、会費は年会不参加会員からのみ2,000 円を年会直後に徴収します。年会に参加した会員からは徴収しないことにします。

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