大会長の挨拶
日本プロテオーム学会2022年大会(JHUPO第20回大会)を2022年8月8日から10日の日程で開催いたします。
昨今の新型コロナウイルスの感染拡大にともない、オンラインでのコミュニケーションが日常的になってまいりました。本学会においても2020年大会、2021年大会は中止またはオンラインでの開催を余儀なくされました。しかしながら、本来研究に必要な自由な発想や興味は、様々な分野の専門家が、対面で、自由に、熱く議論し、語り合うことが重要であると再認識されてきています。そこで本大会は、HUPO ReConnect にちなみ、 ”JPrOS ReConnect” を合言葉に北里大学相模原キャンパスにおいて対面で開催することを目指しております。
日本プロテオーム学会(Japanese Proteomics Society, JPrOS)は、日本ヒトプロテオーム機構(JHUPO)の主宰機関であり、HUPO及びAOHUPOの日本側対応機関として、2002 年に主にヒトを対象にしたプロテオーム研究の推進を図るために設立されました。そして、JPrOSは、 JHUPO の理念を継承しつつ、ヒトだけでなく種々の生物のプロテオーム研究に携わる研究者が集い、プロテオーム研究や技術開発について議論 すると共に、若手研究者を育成することを使命としております。
今年はJHUPO設立から20年目を迎えます。
この間、各種プロテオミクス技術は大きく進歩し、様々な分野におけるプロテオミクスの重要性が高まってきています。JHUPO第20回大会である本大会は、多くの皆様がコロナ禍を乗り越え一堂に会し、発展著しいプロテオーム解析の最新技術、基礎生物学から農学・医学への応用、データサイエンス、プロテオミクスがリードする統合オミックス解析、細胞と分子をつなぐ生命システム研究などの幅広い研究成果の発表と議論、そして、ランチョンセミナーや展示ブースを介した最新技術・分析装置などの情報交換を再開する場として開催したいと考えております。
是非、ご参加いただきますよう、心よりお待ちしております。
日本プロテオーム学会2022年大会 大会長
日本プロテオーム学会 会長
北里大学 小寺 義男